ゴーゴーゴジラ松井君という漫画も忘れないでいてあげて下さい。
過日、現在公開中のハリウッド版「GODZILLA」を観て来ました。
ハリウッド版の「GODZILLA」と言えば、98年公開の「Far from him(全然似てへんやないか!)ver. a.k.a クロレキシ」
を見ていないので、単純に比較等は出来ないのですが、なかなかに楽しめました。
自身でも劇場版ゴジラは95年の「ゴジラvsデストロイア」以来の19年振りの再会。
開始早々に感じたのは、「あぁ、ゴジラのストーリー導入って、こんなんやったなぁ…」という構成。フィリピンの鉱山に招かれたゴジラ研究の博士、そこには謎の巨大生物が生息していた形跡が…ゴジラなのか、はたまた違う巨大生物なのか?遥か彼方に目線を送る博士。そしてその横に付くチョイブスの女助手。
おい、日本ゴジラのプロットへのリスペクト半端ねぇな!そこまでなぞるか!?
あと、GODZILLAのフォルムがオリジナルに近付いたのは好印象だったのだが、どうしようもないくらいパンプアップ(マッチョ化)されてた。
えーっと、安部譲二さん…じゃ、ないですよね?GODZILLAは脂身食べないですもんね、食べるの放射能ですもんね。首から肩にかけてパンパンに膨らんでもて、首あらへんがな。全然親しみが持てない。
「ゴジラ」と「GODZILLA」で決定的に演出が違った所と言いますと、日本の歴代シリーズの日本警察・自衛隊より、米国警察・米軍の無能さが際立ちに際立ったように映ったのは僕だけでしょうか?特に「何だと!?橋の上にはまだバスが…」のところなんか、白眉でしたね。
いや、封鎖通行止めしてんのは、お前等じゃねぇか、と。車をどけろ、と。
で、こういう時にキンダーガートゥンのバス運転してるのって、いつも黒人ですよね。
あと、日本版と明らかに違った演出が「人の命儚すぎワロタwwwワロタ、ワロタ…」ってところ。兎に角、沢山人が死にます。建物崩落・震動による津波etc…。特に津波シーンは若干来るものがありましたよ。
怪獣着地の余波による引き潮をビーチで視認→「おい、みんな逃げろ!」→蜘蛛の子、脱兎の如く散る→暗転→ビーチに残ってた犬、津波目撃→ダッシュで逃げる→観客「あー、逃げ遅れか。ワンちゃん頑張れー」→犬の正面を捉えてたカメラが180度転回。画角が犬の視点に→その先に大量の逃げ惑う人々…
oh…( ゚_゚)
そう考えると、「ゴジラ」の演出って凄いですよね。巻き添えで死ぬ人間いないですからね。
また、今作は「怪獣同士の戦い」より、「怪獣vs人類」色がかなり強かったので、「人類の抵抗」も沢山描かれたのだが、リアリティラインの保持の為か、核兵器出しちゃう辺りが「やっぱアメリカさんは違いまんなー!」なんですよね…地球防衛軍御用達、近代科学の英知の結集品・凍結ビーム出す兵器とか出ないんですよ。(怪獣出てる時点でリアリティも糞も無いが…)
これが原爆を「落とした側」と「落とされた側」の考え方の違いなんでしょうなー。そもそも物語に於ける「ゴジラの出自設定」からして違う訳だから。
米国版)原始巨大生命体(GODZILLA)駆逐の為核兵器を使用(核実験と発表)
こりゃ、日本のゴジラ誕生に託されたメッセージ、毛唐共には永久に届かんわ…(絶句)
勿論いい所も一杯あった。昔、ゴジラを観て楽しめてた人達は単純に、絶対に楽しめます。特にGODZILLA出てるシーンはずっとwktk&きたーーー(゜▽゜)ーーーータイム!劇場ゴジラに久し振りに遭いに行きたくなったら、1800円は面会費として破格です!
あと、人間側(米国人)主人公の嫁ハン役のエリザベス・オルセンが肉感的過ぎてヤバイ。
肥満とまではいかない“丁度いい肉付き”。コーカソイド(白人種)なのに、日本のAV的人妻感半端なかった。恵体ですわ~。
AVで言うと、今回のゴジラの熱線放射のやり方が完全にSMのAVのそれでした。GODZILLAさん、なかなかのSっ気出してましたわ。あんなに激しく情熱的なの見せられたら、次回作にも期待。
GODZILLAの出逢って2秒で合体